霊夢「ほら、どこに隠し持っているのよ? 吐きなさい、そのほうが楽になるから」

貴方「ま、待ってくれよ。今見せるから……」

こりゃダメだ。腕時計(太陽電池内蔵で幻想郷でもちゃんと使える)も外の世界の雑誌(にとりやムラサに好評だったやつ。詳しくは「銀翼と妖怪寺IX」参照)も、とあるシューティングゲームの自機を象った模型も「こんなのいらない」と一蹴されるばかり。何なら満足してくれるか思索を巡らせていると……

白蓮「あらあら、○○さんってばもう霊夢さんとお友達になったんですね♪」

お茶やお菓子の沢山乗ったお盆を手にしている白蓮がやって来た。この状況をどう解釈すれば友達同士に見える? どう見てもカツアゲの現場だろう。だが、これで霊夢の注意が白蓮に向いた。

霊夢「気が利くじゃない。お茶菓子まであるわ」

真っ先に縁側に座ると美味しそうにお茶をすすり、茶菓子に舌鼓を打っていた。もしかして霊夢、お腹が空いていただけなんじゃ……

(少女休憩中……)

満腹になったのか、非常に満足そうな面持ちでだらける巫女。……と思ったら急にパチっと目を開いて俺の手を引く。一々行動が読めない。

霊夢「アンタに弾幕のイロハを教えたげる。あちこちでやるからよく見て覚えなさい」

拒否権なぞなく、俺はアールバイパーに乗り込みこの自由人過ぎる巫女の後をついていく。

白蓮「お夕飯までには帰ってくるんですよー」

この住職には遊びに出かけているようにしか見えないらしい。




名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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