幽々子「私ね、実は紫とは大親友なの。なんたって生前からの仲なのよー♪ それで○○はその私のお友達をコテンパンにやっつけちゃったんだよね?」

明らかに仇討を連想させる言動であるが、幽々子からは悪意というかそういう負の感情をまるで感じさせない。というより楽しんでいるようにさえ見える。あと言い訳をするようだが、本当にコテンパンにされたのは紫ではなくて俺の方だ。紫との勝負はオプションシュートによる不意討ち(銀翼と妖怪寺Xより)で勝ったようなものなので個人的にはあまりカウントに入れたくない。

幽々子「ならばー……紫の敵っ! 私とも弾幕して頂戴。今度は私が○○君をコテンパンにやっつけちゃうわよー♪」

貴方「いや、あの……」

要は変な理由をこじつけるだけこじつけて、俺と弾幕ごっこをやりたいだけらしい。改めて半霊の件を切り出そうにもこれでは話しかけられない。

幽々子「紫だけだなんてずるいわー。私とも遊んで遊んでー」

とうとう本音が出やがった。彼女も「大妖怪『八雲紫』を倒した外来人」に興味を持ってコンタクトを取りたがっていたのだろう。まったく……あちこちにこの事を広めた文も随分迷惑な事をしたものだ……。

さて、この幽々子という亡霊、紫の古くからの友人だというくらいなので相当のやり手であることは確実。弾幕の結果はともかく大怪我しないようにしなくては……。俺はリデュースボタンを押し、2メートル程度に小さくなる。

幽々子「遂にやる気になったわね。それじゃあ私も……」

いままでの茶目っ気は一瞬で消え去り、真剣な面持ちをすると亡霊少女は自身の後ろに巨大な扇子のようなオーラを展開させた。か、カッコイイ……

扇子から無数の蝶々が舞う。あれ1つ1つが弾幕なのだろう。レミリアを相手にした時もそうだが、演出にまで力を注ぐだけの余裕があるという証拠。果たして俺にどこまでできるか……



銀翼と妖怪寺SSIIIに続く……

あとがき

名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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