幽々子「そんな物騒なもの向けないで。今回は私の負け。まさか途中で新しいスペルを思いつくだなんてね……」
と、降参を意味する白旗を何処からか持ち出して振っている。とはいえ、息を切らせている様子も見せないし、妙にケロリとしている。やはり本気で勝負していたわけではないようだ。
貴方「それで、そろそろ本題に入りたいのですが……」
そう、俺は白玉楼へ弾幕をしに来たのではない。迷子の半霊について心当たりがないかと聞きに来たのだ。激しい勝負で疲弊していたが役目はちゃんと果たさないとね。
幽々子「いいえ、何も言わなくて結構よ。今ので用件は大体分かったから。そんなことよりおなかがすいたでしょう? ちょっと上がっていきなさいな」
用件を知った上でこの対応。かなりマイペースな人らしい。あ、亡霊か……。
貴方「いえ、俺はそこまで空腹では……」
幽々子「私がお腹ペコペコなのよー! ご馳走するわ、貴方も一緒に食べましょう?」
ぶーっと頬を膨らませる亡霊少女。紫以上に子供っぽいところがあるのだな。
そんなわけで、なんかよく分からない理由で白玉楼に案内された。俺の後に続いて半霊も白玉楼へ入りこむ……
銀翼と妖怪寺SSIVに続く……
あとがき
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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