輝夜「○○、私も連れて行きなさい」

意気揚々とゼロス要塞へ向かおうとする俺に水を差すのは姫様。裾を引いて俺を引き止めている。せっかく気分が盛り上がっていたのに俺はつんのめってしまった。

輝夜「永琳を連れ戻すのでしょう? 一発ブン殴らないと気が済まないわ。超技術の誘惑、そしてそこから生まれた悪夢から永琳を解放するためには……ね」

要は自分で永琳を連れ戻したいということらしい。ただワガママなだけの箱入り娘かと思ったら、随分と部下思いである。こちらの返答も聞かぬままバイパーに勝手に乗り込んでしまった。

貴方「どうしよう……」

白蓮「戦力は多い方がいいでしょうし、輝夜さんにとっては特別な方を連れ戻すのです。是非とも作戦に参加させてあげて!」

やる気満々だし、断る理由も見つからない。俺は再び姫のエスコートを行うことになったのだ。ええい、ゴチャゴチャ考えていても埒が明かない。要はあのいけ好かないデカ顔をぶっ潰せばいいだけだ!

白蓮「その意気です。今の○○さん、とってもかっこいいですよ。永遠亭や幽々子さんの件は私や鈴仙さんに任せて頂戴な」

月の頭脳の弟子、鈴仙もある程度の医療技術を持っているのだろうか。いつも師匠と慕っているのだし。とにかく行かなくては。俺はアールバイパーのキャノピーを閉じる。

貴方「アールバイパー、出ます!」

轟音を立て、俺は永琳を追ってぐんぐんと高度を上げていくのであった……


銀翼と妖怪寺SSXに続く……
あとがき

名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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