輝夜「そこを右折!」
輝夜「左折よ!」
輝夜「そのまま直進!」

最高速度のアールバイパーを輝夜に言われたとおりに操縦する。正直ここまで速度を上げての精密な操作は困難を極めている。重くなった操縦桿、少しでも油断すれば指がすっぽ抜けて次の瞬間スクラップになってもおかしくないような状況。更に通路は入り組んでいく。

輝夜「左から2番目!」
輝夜「右……いや左だったわ!」
輝夜「ええと……忘れた!」

「忘れた」はねーだろ、「忘れた」は! フィーリングに身を任せ通路を選ぶ。

……

ふう、行き止まりではなかった。クネクネした道を行き止まりに気をつけつつ高速飛行する……。かの銀翼達が行き先も分からず壁に激突しひし形の爆風に消えていった高速ステージを彷彿させる……。ツブツブや開閉するシャッターがないだけマシなのかもしれない……。

輝夜「すごーい! スイスイいけるじゃん! アンタなかなかやるじゃないの」

はしゃいでるし……。散々言われたとおりに動きまわり勝手にはしゃがれ、お姫様のエスコートってのは想像以上に体力や精神力を消耗する……。

とはいえ、そういうことをするほどの余裕が生まれたというのも事実だ。迷路のように入り組んでグネグネした道はいつの間にか広がり、一直線の素直な道となっていたのだ。

貴方「そろそろ最深部に近……っ!?」

上下から同時に殺気が!?



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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