己の最期を悟り硬く目を閉じた矢先……。
白蓮「スターソードの護法っ!」
聞いただけで安心感を覚える声、白蓮のものだ。第三者の介入に顔をしかめた辻斬りは白蓮の飛ばした弾を斬りつける。
妖夢「っ!?」
だが、刀で一刀両断された弾は消えない。文字通り剣の形となって妖夢に迫っていった。
妖夢「小癪なっ!」
もう一度刀を振るいようやく弾を消した。対する白蓮は身体強化でも施したのか、身軽にステップを踏むとその拳を突き出し真っすぐに辻斬りに突っ込む。それを防いだ刃は逆に攻勢に出ると、光る巻物がそれを防ぐ。そんな攻防がしばらく続いた……。
白蓮「超人『聖白……!」
妖夢「隙ありっ!!」
更なる身体強化で勝負に出ようとしたのだろう。しかし呪文の詠唱が大きな隙となってしまった。斬り上げられた刃が白蓮を襲う! 危ういところで一歩下がって間一髪それを避けた白蓮であったが、手にしていた巻物を弾き飛ばされてしまう。まずい、あれがないと白蓮は……
無理矢理にエンジンをふかし、急上昇するバイパー。巻物に接近しそれをキャッチするんだ……! その想いを胸にただただ上昇する。ここまでの動きがスローモーションに感じる。そして上空で巻物に接近。キャッチするぞ……。
でもどうやって? リデュース中のアールバイパーからは乗り降りは出来ないし、大体高速飛行中の戦闘機から身を乗り出すだなんて狂気の沙汰である。仕方がない、己の身で受け止めて送り届ける。
俺はエア巻物こと「魔人経巻」に体当たりするように飛んだ。
白蓮「あっ! それに触れては……!」
→
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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