ミニ八卦路を向けるも俺に制止された魔理沙は不満そうに口をとがらせていた。
魔理沙「なんでだよ。こういうのは全部パワーで吹き飛ばしてからだな……」
貴方「そんなことしたらアールバイパーまで吹っ飛ぶっつーの! ほら、スコップ拾ってきたぞ。掘り出すのを手伝ってくれ」
ボロいスコップがいくつか落ちていたので1つを魔理沙に投げ渡す。
魔理沙「やなこった。こいつ(ミニ八卦路)使わせてくれないなら私はもう手伝わない」
なんだか随分と愛想が悪いな。だが、ここまで誘っておいて今更俺を捨てるのはあまりに薄情だ。考え直すようにと俺は説得を試みる。
魔理沙「ふんだ。パワーが云々って言うとアリスみたいにチマチマと細かいこと考える割にお前のところの住職みたいに○○はいつもいつも大きいほうにばっかり吸い寄せられて……。今だって私を無視して早苗を追いかけようとしていたぜ」
貴方「待て魔理沙、何のことを言っているのかわからないぞ」
魔理沙「私だってもう少し成長するんだぜ! うわぁ~ん!!」
それだけ言うと俺を突き飛ばし、泣きながらホウキに乗って飛んで行ってしまった。だから大きいって何が? 無縁塚のスクラップ置き場にポツンと置いていかれる俺。これを俺一人で片づけるのか、キツいなぁ……。日暮れまでに終わるだろうか?
ふと背後から気配を感じ、振り向くとコンパクが妖夢の姿となり片手を差し出していた。おお、手伝ってくれるのか。どこぞの薄情魔法使いとは大違いだ。
軽く頭をナデナデしてあげるとスコップを手渡し、一緒に埋まってしまったバイパーを掘り出そうとする。本当にこの子はいい子だ。もう一人のオプションは……
ネメシス「ムリ。サイズヲ、カンガエテ」
ですよねー。ただこの上海人形も何もしないのは悪いと思ったのか、ヘンテコな音楽を奏でてこちらを鼓舞させようと試みた。同じくサイズ的にサポートが不可能なゆっくり達も趣旨を理解したのか、口々に応援の言葉を発する。やかましいながらも心のこもった応援歌だ。あまり知性は感じられなかったが。
(少女達穴掘り中……)
数時間かけてガレキを掃除すると銀色に輝く翼が完全に姿を現した。日はすでに傾いておりこれ以上仕事が滞っていたら夜になって非常に危険であっただろうことは容易に推測できる。声高らかに俺の愛機を起動させる。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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