命蓮寺の居間では、おたまを持った白蓮が出迎えてくれた。ちょうど晩御飯時であったようだ。なんとか間に合ったな……。
白蓮「お帰りなさい○○さん。いろいろと大変だったみたいですね……」
特に何も言っていないのにどうしてわかるんだろうか?
白蓮「アールバイパーが故障しているようですし、貴方もとても疲れているではありませんか。顔に出ています」
まあ確かに……色々あったな。雲山に後でバイパーを格納庫に押し込んでやってくれと、そしてにとりに修理を依頼し、晩飯にありついた。
白蓮さんのハンバークまじウマイ。味付けがしつこくないからいくらでもイケる。それはそれは勢いよく食べていたようで「がっつきすぎですよ?」と注意されてしまった。
貴方「そうそう、俺の宝塔型通信機を返しておくれよ」
同じくハンバーグを一生懸命かきこんでいる星に話しかける。当の本人はキョトンとしている。
星「何言ってるんですか○○さん? これは私の宝塔ですよ。まさかなくしてしまったのですか?」
頬を膨らませて抗議する毘沙門天代理。しかし星の持つ宝塔からホログラムが流れている。うむっ、あれこそ俺の本来持つべき「宝塔型通信機」。
星「あれれー? これニセモノのほうですー>< どこ行っちゃったんでしょう? ナズー、ナズー!」
大騒ぎになる前に本物の宝塔を手渡す。皿のように見開いた星の目はなかなか忘れられないだろう。
星「あーっ! それですよ、それ! どうして持っているんですか!?」
貴方「俺が聞きたいよ。おかげでバイパーが故障したときに通信して助けを求め……」
そこまで言ったが、このままでは星がボロクソに叩かれるだけだ。せめてものフォローをしてあげるか。
貴方「いや、おかげで凶悪な無縁塚の妖怪にやられずに済んだ」
それだけ言うと本物の宝塔を星に手渡す。すぐさま俺の通信機を取り戻した。そうそう、この感触。
通信機も取り戻したことだし、食事を再開させよう。再び俺は黙々と箸を進める。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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