本当にバイドを受けて入れてしまった。頼んだ俺が案ずるのも変な話だが、あまりにとんとん拍子であった。もう少し警戒してくれないとちょっと心配だ。
私を迎える……?
ですがご婦人、私としてはバイド汚染が非常に心配……
白蓮「お風呂もありますよ。さすがに大きい方々ですので別々の時間に入ってもらいますが」
うおぉい、それでいいのかバイド対策? 減菌処理しかしていないバイドの鱗を使ったアーヴァンクもビックリだぞ?
ここまで良くしてくれるのだ。
汚染させないように厳重に注意しよう
どう注意するのか分からないが、バイド側もその気になれば気を付けられるらしい。原理こそ分からないが、今は少しでも味方が多いほうがいい。
バイド汚染のリスクは拭えていないものの、異変を起こすバイドに屈してしまえば結局幻想郷はバイドに支配されてしまうのだ。
貴方「『バイドを以てバイドを制す』か……。少し意味合いが違うが間違ってはいないな」
いずれ起きる大きな戦いに武者震いする俺など気にせずに、さっそくバイド達が命蓮寺に入り込んでくる。
バイドシステムα「お邪魔しまーす。あ、ちゃんと体を拭かないとね」
ストロバルト「早く食事の時間にならないかなー、地球の水飲み放題じゃん」
ゲインズ「異形の我々を受け入れてくれて感謝する。この恩は決して忘れぬ」
これからの命蓮寺、異変の真相、バイドとの交戦……。俺の不安は絶えないが、当事者どもは一部を除き呑気そのものである。ともあれ賽は投げられた。こうなった以上何としても異変を阻止しなくてはならない。
そんな俺たちを見守るように、紫色の雲が立ち上っていた。その紫雲を飛来してきた黒い隕石が切り裂いた……。
銀翼と妖怪寺TFV TRUE END
しかし、貴方の幻想郷ライフはまだまだ続く……
エピローグ
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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