早苗「このっ、このっ……!」

目の前で大切な人を酷い目に遭わされたのだ。早苗さんの攻撃は容赦ない。細長いレーザーを低空で放ち、次々とバイドを駆逐していく。オーバーウェポンも用いたその様にはある意味執念も感じる。

早苗「放っておいたらそこらの妖怪よりもずっと厄介です。全滅させ……また隕石が!?」

一瞬だけ俺たちの頭上を横切った影、それは大きな塊であった。だが、隕石にしては妙に角ばっている……?

貴方「隕石……? 違う、こいつはメカだ!」

必死の回避行動によって落ちてきた塊の下敷きになることはなかったが、落ちてきたその姿に俺は驚愕した。

貴方「こいつ、『モリッツG』だ! 隕石に紛れて幻想郷に落ちてきたんだよ!」

緑色の巨体に赤く光る大きなコア、まるでスフィンクス像のようにどっしりと横たえている4つの脚、大口径のレーザー砲とこちらをじわじわ追いつめる球体のミサイルを発射するランチャー。

そしてこれだけの巨体でありながらその機動力には目を見張る。背部のバーニア2本がそうさせているのだ。

こいつは投下させた周囲を制圧させるという兵器。幻想郷、それも人里近いこの場所に投下させたということは……。

早苗「こんなのが人里で暴れ出したら大惨事です! なんとしても破壊しましょう!」

案の定、モリッツGは俺たちの姿を確認するも、大して興味を持ったそぶりは見せずにクルリと向きを変えて立ち去ってしまう。

ジグザグに走行しながら向かう先は……。

貴方「まずい、やっぱり人里に向かうつもりだ。奴に人里の土を踏ませるな!」

速度を上げてバイドに指揮系統を乗っ取られた兵器を追う……。



戦闘開始!

































どうしてもモリッツGが倒せない

名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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