(少女取材中……)
文「それで、紫さんも言っていた幻想郷に持ち込んだ大量破壊兵器ってのは……」
うお、なんだその物騒な呼称は! 言うまでもなくアールバイパーの事なんだけれど。
貴方「大量破壊兵器だなんて……、そんな物騒なものじゃないよ」
俺は庭で鎮座する銀色の翼を指差す。夕陽に反射して美しく輝いている。
貴方「あれはアールバイパー。外の世界のゲームに出てくる飛行機だったはずなんだけれど、俺が幻想郷に迷い込む時にアレも実体化していたんだ。それにしてもカッコいいだろ? この美しい銀色の翼、先端が二つに割れた独特のフォルム……」
文「えー、それで○○さんはそのアールバイパーで実際に幻想郷をどうしようと……」
サラサラとネタ帳にしたためる。信じられない速さだ。
……というか、聞けよ! 機体美くらい語らせてよ! まあ勝手にこちらが語り始めたのであちらの方に分があるのだけれど。
貴方「いや別に幻想郷をどうこうするって考えはない。ただせっかくの武器なんだ。この世界で色々な事件を左右してきた弾幕ごっこでも興じようかなと」
文「えええっ!? ああ、スイマセン。いやはや、まさか男性の方が弾幕ごっこを興じるとは夢にも思いませんでしたよ。あのー何でしたっけ? ああ、そうそう、アールバイパーとやらに乗っている時はあまり気にならないんですけどねぇ。ちょっと不細工な鳥だなって」
顔が引きつっている。ドン引きしてるようだ。そんなにジェンダーの区切りがはっきりしているのか? 特に引くこともなく、ちゃんと応じてくれたのはチルノと慧音くらいである。あと不細工な鳥って言うな。
→
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
お気に入り登録
/
登録済み一覧
セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら