斬首され、もはや俺の命も……あれ? ちゃんと首が繋がったままだ。俺は自らの首を両手で抑えながら周囲を見ると……。
貴方「せ、赤蛮奇!」
ドサリと落ちたのは赤蛮奇の首であった、アールバイパーに一緒に乗っていた赤蛮奇の首がバッサリと斬り落とされ……って、こいつは元々首が繋がっていない。神子は何を思ったのか、俺ではなくて赤蛮奇に剣を振り下ろしていたのだ。
神子「なっ……」
そしてそれは想定外であることが神子の表情から分かった。一体何が起きたんだ……?
ゆっくり霊夢「お兄さんをいじめるなー!」
なんと、すんでの所でゆっくり霊夢が神子の脚に思い切り体当たりし、狙いをズレさせたようなのだ。バランスを崩した神子はそのまま転倒、そのままゆっくり霊夢は後頭部をガブガブと噛みつき続ける。とても致命傷に至るようには見えないが、足止めするには十分だ。
赤蛮奇「とても太刀打ちできる相手ではない! どこかへ逃げよう」
いくらか冷静さを取り戻した俺はこの場を離脱することにした。全て神子が仕組んだこと、それがはっきりしただけでも大収穫なのだから。
大破した銀翼をどうにか再起動させると神子にまとわりつくゆっくり霊夢を回収し、フラフラと人里を後にした。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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