貴方「白蓮さんっ!?」

そう、無数の鎖でがんじがらめに縛られた白蓮の姿があったのだ。魔法使いとしての力を封じるものであろうお札もあちこちに貼り付けられている。

にとり「も、もしかしなくても命蓮寺の住職サマ……だよね?」
貴方「ああ、間違いない。バイオレントバイパーのせいで封印されてしまった白蓮さん、彼女さえ救い出せれば一輪達もあの道教の奴らの言いなりになる理由もなくなる」

ブンと音をたて、レイディアントソードを取り出す。あの憎き鎖を断ち切って白蓮さんを元に戻せば……。

雛「待って、彼女に触らない方がいいわよ。ちょっと見てみたけれど、これはかなり厳重に封印されているわ。恐らく実際に封印を施した術者以外が触れると……」

だが、勢いは止まらない。青い刃が鎖に触れた。ガキンと金属がぶつかり合う音を響かせるが、鎖はビクともしない。

そればかりか、物々しいサイレンの音が響き渡る。

雛「『一種のセキュリティが働いて報復行動に出ると思う』って言おうと思ったのにー!」

遅いよっ! 重低音のサイレン音を響かせて天井から落ちてきたのは、巨大な紫色のダンゴムシであった。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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