そうしているうちに戦場に躍り出たのはゆっくり霊夢であった。

ゆっくり霊夢「ゆっくりも○○の力になるもんっ!」

震え声ながらも戦う意思を見せつける。が、幽香はそんな饅頭の妖怪を嘲笑し始める。

幽香「あら、ナイトさんのおつもり? 怖くて痛~い弾幕花火を喰らいたくなかったら、すっこんでなさい!」

俺と対峙している方の幽香がゆっくり霊夢に狙いを定め弾幕をばら撒く。今までのゆっくり霊夢なら「怖いよー」と泣き喚いて逃げてしまうところだろう。が、彼女は変わったのだ。

ゆっくり霊夢「じゃあ喰らうもん! 全部、ぜーんぶ喰ってやる!」

が、彼女のとった行動は俺の予想斜め上を行くものであった。そう、ゆっくり霊夢は逆に弾幕に近寄ると、そのまま喰らっていったのだ。そう、文字通りに。

ゆっくり霊夢「むーしゃむーしゃ。こんなんじゃ腹の足しにもならないもんね。い~っだ!」

勇気をもってそしてその暴力的な食欲のものを言わせ、縦横無尽に大きな口をパクパクさせながら幽香の弾幕を確実に喰らっていく。そしていよいよ弾幕がなくなると今度は幽香本体にガブガブと噛みつき始めた。

貴方「いいぞゆっくり霊夢。お前の為にスペルカードを用意してやろう。白鈴『大食い勇者アレックス』なんてのはどうだ?」

今も幽香に食らいつくゆっくり霊夢であったが、ついに振り落とされてしまう。更に日傘で突き刺そうとするので、俺は「操術『サイビット・サイファ』」を発動させて阻止する。オレンジ色のオーラが幽香に思い切りぶつかり吹き飛ばす。すると小さい爆発を起こし彼女は消えてしまった。

幽香「なるほど、そうやって小っちゃい子を巧みに操って戦うのね。では、こういうパワフルなのはどうかしら?」

反対側の幽香が日傘に真っ白い発光体を収束させる。しまった、さっきのは分身の方だったか。先程とは比べ物にならない程の火力を用いるようだ。




名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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