守矢神社に向かうたびにレーザーの発する光が、弾幕の展開される音が、オンバシラが突き刺さったと思われる地響きが。ここまで伝わってくる。
貴方「やはりこの先に、バイオレントバイパーが!」
そして到着。案の定悪しき銀翼が無茶苦茶にショットを乱射していた。困惑しながらも退治しているのは早苗さん。
早苗「ええっ、アールバイパーが2機!?」
更にこんがらがってしまったようで、意識がそちらに向かってしまったのが災いしたか、バイオレントバイパーのショットが早苗さん目がけて飛んでくる。俺はその間に入り、レイディアントソードで切り伏せた。チラと後ろを見ながら俺が本物のアールバイパーであることをアピールする。
貴方「よく見ろ、あっちは偽物だ。その証拠にオプションに半霊や人形がいない」
間に合ってよかった。守矢神社、特に早苗さんは特に好意的だったので味方に引き寄せると大きな力になると確信していたからだ。
早苗「本当ですね……。ではあの偽物は……そんなまさか!? 地底に大量発生したアールバイパーのコピーはあの時に全滅した筈。ではあれは一体……?」
そういえば「デスウィン」に擬態したバイドがアールバイパーのコピーを大量に生み出すなんてことをしていた。あのバイドは完全に倒したはず。それに偽銀翼の真犯人には目星がついているんだ。
貴方「バイドと関係あるのかは分からねぇが、コイツのせいで俺は名誉も大切な人も帰る場所も失ったんだ! おいニセモノ野郎、こういうのを多勢に無勢っていうんだよなぁ? 早苗、逃がすなよ? こいつは逃げ足が速いんだ」
すぐに早苗さんに囲い込むように立ち回るよう目で合図を送ると、俺はバイオレントバイパーの背後に回り、ミサイルを放つ。負けじと旋回してやはり俺の背後につこうとするも早苗さんの邪魔が入り思うように立ち回れていない。
が、ここで恐ろしいことが起きた。あの魔力殺しの赤い光がバイオレントバイパーを包んだのだ。慌てて俺はビームの射線上に躍り出ると同じく魔力を溜めて「αビーム」の準備に入る。
貴方「気をつけろ、奴の『βビーム』は食らわせた相手の魔力を喰らってさらに大きくなる代物だ」
そして双方共にビームを発射。紅い光と蒼い光がぶつかり合いせめぎ合っている。
早苗「こ、これが生で見るビーム合戦……!」
ここで打ち勝てば恐らくは奴の魔力を枯渇させることが出来るだろう。だが、状況は芳しくない。青いαビームの勢いが衰え始める。
貴方「ぐっ、魔力もあちらの方が上手か……!」
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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