神子「フフ、フハハハハハ! 本来は仏教勢が完全沈黙してからこの2機の海洋生物型決戦兵器で二つの神社を黙らせる予定だったが、こうも追いつめられたのなら仕方ない。ここでお前らを蜂の巣にしてくれる!」
これが、これがこいつの本性か! こんな奴を絶対に人間を任せるわけにはいかない。が、神子は戦闘態勢をなかなかとらない。そういえば信仰の力がどうのこうのってさっき言っていたな。……ま、まさか!
予想しうる展開の中で最悪なものが現実に起きてしまった。ハリセンボンのようにあちこちに向いた銃口が無差別に火を噴き始めたのだ。地面や家屋に無数に穴が空き、中にいた人々がパニックを起こして逃げ惑っている。
神子「我に従え、我を崇めよ! 銃口はそちらを向いているぞ? 貴様らの命はこの私が握っていることを忘れないことだな!」
なるほど、普通に信仰心を得られないということで、祟り神のように恐怖心を信仰の力に変えているのだろう。だからといってこんな所業を黙って見ていられるか! 考えるよりも先に俺は神子に突っ込んでいった。
貴方「……野郎っ!」
振り下ろす剣は金色の太刀がガッチリと受け止める。つばぜり合いになる前に俺は弾き飛ばされてしまう。
神子「弱い、弱すぎるぞ人間よ!」
赤く光る瞳、神子に集まるドス黒い信仰心。さすがに配下二人も異変だと感じたか、神子から距離を取っている。
布都「太子様、こんなやり方はちょっと……」
屠自古「このような暴挙に出たのだ。今更引くに引けないのだろう。私達には見届けるしかできない……」
駄目だ、まがいなりにも信仰心を得た神霊、今の俺では太刀打ちできない。だがどうしたものか、このまま手をこまねいていてもミラージュキャッスルが更なる破壊活動に出るだけだろう。
ではミラージュキャッスルを攻撃するか。奴は数多くの武装した装甲に身を纏った戦艦。とにかくしぶとい。戦うのは神子に比べてある程度楽ではあろうが、時間がかかってしまう。
神奈子「このデカブツは私らに任せるんだ。里に人間に危害を加えさせずに気を付けながら戦うなど君には出来るまい」
早苗「(グッ!)」
そう、人里への被害も防がないといけないのだ。
一輪「じゃあ反対側の奴は私達がっ! ○○は親玉との戦いに集中して!」
憎きベルサー艦どもは守谷神社と命蓮寺の皆に任せよう。俺は神子を改めて睨みつける。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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