貴方「堕ちたな神子。そんなに禍々しい感情ばかり身にまとっていたら聖人の名が泣くぞ?」

もはや人を導く賢者としての面影などどこにもない。赤黒く変色したマントは風もないのになびいており、さながら吸血鬼ドラキュラと見紛う程に禍々しい姿になっていた。いや、大魔王と言ったところか。

神子「みなぎる。ミナギル! 敵対するものは全てこの光で無に帰するがよい!」

剣先をこちらに向けるように構えると、そこから黒い光線が発せられる。しかも微妙に放射状に広がっており、非常に危険だ。避けようと機体を傾けるも翼に微妙にかすってしまう。

貴方「いくぞっ、フォトントーピード!」

早撃ちでは負けてしまったが、あちらもレーザーを放ち隙が出来ている。そこへこちらも弾速が売りの空対空ミサイルをお見舞いする。よし、あの反応速度では避けきれない。命中するぞ。

が、神子はマントを翻すとその場から姿を消してしまった。ど、どこに消えた!? どんなトリックを使ったんだ? 落ち着け、こういう時は魔力レーダーだ。次に姿を現す場所の魔力が増大する。よし、見えたぞ。卑劣にも俺の真後ろに現れて不意打ちを決めるつもりだ。

貴方「バレバレなんだよぉー!」

よし、確かに出てきた。振り向きざまにレイディアントソードを振りかざした。が、神子も負けじと手にする笏で斬撃をガードする。今度は俺が弾き飛ばしてやった。無抵抗なうちにもう一度っ!

貴方「うおぉぉぉ!」

今度はオーバーウェポンだ。確実に決めてやる。

貴方「重銀符……」

バチバチとスパークの走る青い剣を突きだしつつ突進。

貴方「『サンダーソード』!」

十分に引きつけてその魔力を一気に爆発させる。よし、決まった! 光の刃が確かに神子にまで達したぞ!




名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

お気に入り登録登録済み一覧

セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら