奥へ進めば進むほど息苦しさが増していく。そうやって細い道を進んでいると……。
甲高い怪物の雄たけびが聞こえてきた。ピギャーと大きな声を上げている。こっそりと奥を覗き込んでみると……。
早苗「今度は『ゴールデンルーラー』!?」
金ぴかのダイオウグソクムシが胴体を貫かれて苦悶の悲鳴を上げているのだ。誰かと戦っているのか? そもそもこのベルサー艦達は何者なのだろうか? 神子が知らないとなるとカギを握っているのは青娥なのだろうか? だが、その青娥の差し金を倒す存在がいる。
雛「もしかして白蓮さんじゃ?」
だとしたら助けないといけない。
貴方「何もかもが不可解だ。まずは俺が行く。合図を出すまで皆はこっちに来るんじゃないぞ。罠かもしれないのだから」
俺はみんなを置いてさらに奥へ。洞窟の広くなった場所へとなだれ込むように入り込んだ。
白蓮「……」
やはり白蓮さんだ。ゴールデンルーラーを仕留めそして俺の存在に気が付いた。
貴方「白蓮さん、自分で封印を解いたんだね。異変は解決したよ。俺の偽物を仕留めたんだ。だからもう外に出ても……」
やはりおかしい。白蓮さんの表情からまるで温かみを感じないのだ。だが、ツカツカとこちらに歩み寄って来る。
白蓮「○○さん……。あの時を思い出しますね。右も左もわからぬままに無力な貴方を私が助けた。今回はその逆。あの時は紫さんに侵略者呼ばわりされていましたね……」
→
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
お気に入り登録
/
登録済み一覧
セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら