???「アリスちゃ~ん! すりすりー」
今もひっきりなしにアリスに頬ずりをしている赤い影はよく見ると真紅のドレスに身を包んだ女性であることが分かった。何よりも特徴的なのはあまりに大きくて逞しいサイドテール。
横では「またか」とため息をつきながら首を振る赤いメイド。
アリス「ちょっとママってば。これくらいにして頂戴。皆が見てるから……」
しかし今度はアリスの胸の中でイヤイヤと首を振っている。駄々っ子かよ。
アリスの母親「いやよー! だって、あの内気なアリスちゃんが実家に男の子を連れてきたのよ。いまに『娘さんを僕に下さい』とか言い出すに違いないわ! そうしたらアリスちゃん、お嫁に行っちゃうじゃない!」
どうやら盛大な勘違いをしてその上に暴走しているようだ。落ち着かせようと俺は赤いドレスの女性に近寄るが、それに反応して急にこちらに向き直るとペコリとお辞儀をし始めた。
アリスの母親「アリスちゃんをよろしくお願いします。私、母親の『神綺』と申します」
アリス「だーかーらー、違うってば! よく見て、彼は○○よ。命蓮寺の○○!」
ハッと両目を見開く神綺。途端に顔を紅潮させる。アリスや白蓮を通じて俺のことを聞いていたらしい。
神綺「あ、あらやだ~。よく見ると白蓮ちゃんのところの○○ちゃんだったのね。それで、最近は連絡取れてないけど白蓮ちゃんは元気?」
白蓮は……。俺の表情は途端に暗くなる。そう、多くの危険を冒してまで魔界の深淵まで向かった理由、そのことを思い出してしまったからだ。神綺もその表情の変化を読み取ったのかポツリポツリと少しずつ話を続ける俺にしっかりと耳を傾けていた。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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