魔理沙「さて、お前の手の内も明かされたことだし、反撃と行くか。○○、私のパワーがこの程度だと思うなよ? ここは魔力もたっぷりあるし、最大最強、とっておきのアレが使えるぜ」

八卦炉を両手で構え始める魔理沙。またマスタースパークか? だが、あの自信は何だ?

二重三重に八卦炉を中心に魔方陣が描かれる。そして俺がサンダーソードを放つときのようにバチバチと魔力がスパークを起こし、そして空気を揺るがしていた。ヤバい、アレからは何かとてつもなく恐ろしいものを感じる。

魔理沙「魔砲『ファイナルスパーク』!」

トレーサーの役目をする細い光線がアールバイパーめがけて照射される。慌ててその場から離脱すると、そこには先程の巨大化したαビームに負けない太さを持った白いレーザーが発射されたのだ。危うくかすってしまうところだったが、どうにか回避できた。

だが、様子がおかしい。光線が傾いてこちらに向かってくるのだ。馬鹿な、マスタースパーク級の高火力の技は、あふれ出るエネルギーの制御で精いっぱいでこんなに自由に振り回せるものではない。

俺も「重銀符『サンダーソード』」を使うからその辺りのことは分かる。オーバーウェポン状態のレイディアントソードは俺には振り回すことが出来ない。

ではアレは何だ? 恐らくはマスタースパーク以上の火力を誇る光学兵器。とても振り回せるような代物ではない筈だが、確かの俺の目の前でビームは薙ぎ払うように、俺を狙うようにその照射方向を変えてきたのだ。

どういう事かと魔理沙を観察していると……。

貴方「分かったぞ、一緒に放っている星型の弾幕か!」

よく見るとファイナルスパークと一緒に星型の弾幕を放射状に放っているのだ。あれ一つ一つも撃つたびに反動があるタイプの弾だった場合、それぞれの星型弾の出力や角度を微妙に調節すれば、自らの体を回転させるくらいは可能だろう。そうやって角度を変えてきたんだ。

もちろんファイナルスパークを撃ち終わればそんな面倒なことをせずに的確に俺に狙いを定めてくる。迫る星型弾をレイディアントソードで斬り伏せていると、次の大技が飛んできた。




名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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