俺が近寄ることに気付いたのか、ゆっくりと両目を開いた。その柔らかな瞳からはもはや敵意は感じない。
白蓮「感じましたよ。○○さんの、そして貴方が出会ってきた皆さんの気持ち。バイド化したんじゃないかって心配だった、青娥さんが言うように本当は侵略者で私のことなんて全然考えていないとも思った……。貴方が傍にいなかったから……不安な気持ちを抱いてしまった……!」
そうか、俺がずっと白蓮さんに会えずに辛い思いをしていたように、彼女もまた同じ気持ちを抱いていたのか。
貴方「白蓮っ、俺はここにいる。片時も貴女のことを忘れることなんてなかった。命蓮寺を、白蓮を救うために命を張ってきたんだ。こうやって再び抱きしめる瞬間の為に……!」
涙、だが今度は嬉しさからの涙だ。周囲の目など気にせずにただただ再会を喜び抱き合った。
雛「やっぱり○○の傍には住職サマってのが一番しっくり来るわね。寂しくなるけど……またこれで仕事に集中できるわ」
早苗「どうにかミッションコンプリートですね。お疲れさまでした……」
少し遠目で見ているのが道教勢。
神子「私もこうしてはいられないな。すぐに力を付け直してあの二人に追いつかなくては。今度は正々堂々と……な」
布都「太子様には我らがついてます。力を合わせればすぐに追いつけますよ!」
口々に祝福やねぎらいの言葉をかけていく皆。雛や早苗さんだけでなく、そんな二人を祝福するかのように誰かが拍手しているようだ。パチパチパチと頭上から手を叩く音が……頭上だと?
俺達を見届けているのは今は皆地上にいる。早苗さんに神子達に雛……。
まさかと思いつつ俺は頭上に目をやる。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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