見上げたゆっくり霊夢はビックリ仰天! 立派な角を持った大きな鬼が酒臭い息を吐きながらジロリと二人を睨みつけてるよ。
針名丸「お、鬼だ……本物の。いたんだ、幻想郷にも……」
ゆっくり霊夢「鬼さん、そのお椀はこの小人さんの大切なものなの。お願いだから返してよ」
うーんと緩慢に首を揺らす鬼は「やーだね」と返してきたよ。
萃香「このお椀は私、『伊吹萃香』が先に見つけたものだもんね。だから私のもの♪ コイツは新しい盃にするんだ。それにそっちのちっこいの、よく見たら一寸法師にソックリじゃないか。いっちょまえに針の刀なんて持ってるし、ますます渡す気にならないわ」
なんと、この鬼は針名丸の正体も見抜いていたみたい。さすが、ただの酔っ払いとは違うね。
萃香「まあどうしてもっていうのなら……」
萃香は棒切れを拾うと地面に円を描き始めたよ。えっ、これってもしかして……土俵?
萃香「力比べといこうじゃないの。鬼といえば勝負事だからね。お椀を賭けてこの私と相撲で勝負だー! っとその前に……」
自分の能力でゆっくり霊夢くらいの大きさに小さくなった萃香。
萃香「このままのサイズでやり合っても勝負にならないし、そこの一寸法師にお腹の中で暴れられたらたまったものじゃないからね。さあ、勝負を始めよう!」
ゴクリと固唾をのむゆっくり霊夢。
針名丸「大丈夫、勇気だ。勇気を出すんだ。君は強い、私がブルブルさんを何とかするからゆっくり霊夢はあの鬼を頼むよ」
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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