人形を使うことで失われていた能力が目覚めるかもしれない旨も伝えてみた。
アリス「……分かったわ。わざわざここまで訪ねた人間だものね。それも死にかけながら。
そんな人間を追い払って、次に出会うは無縁塚じゃ、なんだか私が悪いことしたみたいで、後味が悪すぎるし……。そう、別に貴方の為じゃないわ」
なんと、力になってくれるという。
いやはや、魔法使いはいい人ばかりだ。
思わずアリスの手をギュッと握り感謝の意を伝える。
アリス「うわわ……。本当に人形が必要だったのね。でもね、人形を作るのは貴方よ。だって『貴方の』お人形さんなのよ?」
構わない。それでも我が愛機が本来の力を取り戻せるなら、オプションを展開できるようになるのならばその程度のこと何ら気になることはない。
貴方「OK。さっそく取り掛かろう。実はある程度案が出ている。こういう感じだ」
スラスラと書きこむはオプションの丸い形。
アリス「……はい?」
ああ、そうか。球体の中心にオプションの本体があって……。よし、確かこんな形だった。これでどうだっ!
アリス「……馬鹿にしてるの?」
描いたのは人形とはかけ離れた形状。
いかん、ここで機嫌を損ねるわけにはいかない。どうにか人型にしなくてはならないようだ……
貴方「すまない。ちょっと常識に囚われな過ぎた」
→
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
お気に入り登録
/
登録済み一覧
セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら