巨大な門の前までやって来た。
あとはこの門を破り、霧の湖を抜けるだけ……。

咲夜「逃がしは……しない! お嬢様の威厳にかけて!」

恐るべき執念で咲夜が再び道を塞ぐ。

貴方「また自分の時間を加速させるのか? 同じ手は通用しない。それに俺の目的はすでに達成された。もう戦う理由は無いんだよ」

白蓮「そもそも、どうして○○さんが紅魔館にいてこうやっていがみ合っているんですか?」

外野からすればこのような状況を理解する事はほぼ無理であろう。

(青年説明中……)

白蓮「そうでしたか……。魔理沙さんに盗まれた人形を取り戻す為にこんな所まで追いかけて……。
咲夜さん、二人の無礼は私からもお詫びしますから、どうか許してはいただけないでしょうか?」

白蓮は床に降り立つと深々と頭を下げる。自分にも落ち度があると思い、自らもバイパーから降りて同じく頭を垂れた。

咲夜「うう……。事情も事情だったしそこまでされると確かに……。でもここまで滅茶苦茶にされたのもしばらくぶりで……」

???「いいじゃないの。咲夜、この者達を許してあげなさい」

甲高いが威厳に満ちた声が咲夜を諭す。

咲夜「お、お嬢様っ!? ですが……」

メイド長の視線の先にいたのはピンク色のドレスに身を包んだ背の低い少女であった。
なるほど、あの子がこの館の主の……

???「私がいいと言っているのよ?」

気丈だった咲夜にピシャリと言い放って黙らせてしまった。見た目こそ幼い少女だが、とんでもない威圧感を放っている。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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