???「申し遅れたわね。ようこそ、吸血鬼の館、紅魔館へ。私がこの館の主『レミリア・スカーレット』」
おいおい、話が違うぞ。ここの主はただのちんまい少女だって魔理沙が……。
魔理沙「(嘘はついていないんだぜ♪)」
貴方「心の広い方で……。では私達は用事も済んだのでこの辺で……」
そそくさと立ち去ろうとする俺。しかし……
レミリア「待ちなさい」
止められた。思わずコクピットの中でビクンと跳ねる。
レミリア「丁度退屈していたところに、アンタが侵入してきてね。新聞見たわよ。大妖怪『八雲紫』に喧嘩を売る外来人○○、そして○○の使役する銀翼『アールバイパー』。随分面白い奴がやって来たなってむしろ心躍ったわよ」
ああ、ちゃんと名前で呼んでくれた。そう、バイパーは変な鳥でも無骨な妖怪でもないんだ。
レミリア「人でもない、妖怪ともちょっと違う存在とちょっと『遊び』をしたくてね……」
貴方「『遊び』ってのはまさか……」
レミリア「そう、弾幕ね。人とも妖とも分類されず、しかも男の弾幕使い。こんな珍しい方だもの、是非一戦交えたい」
これ……拒否権はないんだろうな。あと俺はれっきとした人間な。
魔理沙「おー、今日のレミリアは一味もふた味も違うなー。カリスマがすんごいぜ」
レミリア「私はいつもカリスマで満ち溢れているでしょう! さあ、こんなにも紅い月が出ているのだもの。夜は長いわ。弾幕で彩られた舞踏会のハジマリハジマリ……」
吸血鬼らしく牙をギラリと見せつける。
レミリア「Shall we dance? 紅い月の下でさあ踊りましょう?」
銀翼と妖怪寺VIII後編に続く……
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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