パチュリー「聞こえなかったのかしら。○○は魔理沙の何なの? どこまでの関係なの?」

貴方「どんな質問だよ……。ええと……被害者だ。魔理沙に盗まれたものを取り返そうと追いかけたらここまで来てしまった」

洗いざらい正直に話す。もしかしたらこれで解放されるかもしれないと淡い希望を抱きながら。

※以下、パチュリービジョン

まりさ「お前の背中も結構広いんだな。香霖よりも広いぜ。なあ、脚が疲れちゃったよ。おんぶして」

あなた「もう、まりさは甘えん坊だな。ほらっ」

まりさ「へへ、優しいんだな。お前みたいに優しい人、結構キュンと来るんだぜ」

あなた「(俺の心もキュン……)」

※パチュリービジョン、おわり


パチュリー「なんてこと! 貴方もハートを盗まれたの? またライバルが増えるじゃない!」

なんだろう、会話がまるでかみ合っていないような……。

パチュリー「しかも○○は男性の方だし、見たところ魔法使いじゃなくてただの人間っぽいし……圧倒的に有利じゃないの……。どうしてこんな人のハートまで盗んで……」

おーい……。盛大な勘違いをしているぞー……。
パチュリー「駄目よ! 魔理沙は私のもの。私の本だけじゃなくてハートも盗んでいったのよ。ああ、魔理沙ぁ……///」

※以下、パチュリービジョン

まりさ「いよーうパチュリー」

パチュリー「何よ、また本を盗みに来たの?(ムスッ)」

まりさ「へへ、今日は本を借りに来たんじゃないんだぜ? パチュリー、お前を盗みに来た」

パチュリー「やんっ、そんな心の準備がまだ……。まりさぁ……///」

※パチュリービジョン、おわり


駄目だこいつ……早くなんとかしないと……。

パチュリー「さあ、誤魔化さないで。本当のことを話してもらうわ。貴方は魔理沙の何なの!?」
こんな変な質問で拷問されるのは勘弁だ! 言ったとおりだろうと口にしても聞く耳を持ってくれない。手にしていた怪しげな魔道書まで開き始めて、洗いざらい口にさせる……いや、下手すると危害を加えてくるのでは……。

転倒しないようにピョンピョン跳ねて逃げようとするが、脚元の何かに躓いて転倒してしまう。
それは俺の作った「ネメシス人形」だった。

アリス「ちょっ……、○○っ! 何があったの!?」

おお、助かった。この危機的状況でこの面倒くさい俺と魔理沙の関係をしっかり説明してくれそうな人が現れた。

貴方「見ての通りだ。助けてくれーっ!」



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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