縛られて倒れたまま、俺はこの紫色の魔女に馬乗りされる。大して重たくはないが……、早く解放してくれアリス……。
パチュリー「何、貴女もこの人間の肩を持つの? 言っておくけれどこの方も魔理沙狙いなのよ」
違う、違うと必死に弁明する俺。
アリス「あのね、パチュリー。冷静になって聞いて」
パチュリー「これが冷静になって……ゴホッ! ゴホッゴホッ……!」
急にせき込むパチュリー。どうやら喘息持ちのようだ。少なくとも腕力や体力は人間並み……いや、それ以下かも知れない。もちろん魔法使いを名乗るくらいなので魔力は凄まじいものを持っているのだろう。
パチュリー「ゴホッ……。あ、ありがとう小悪魔」
パチュリーの異変に気づいたのか、頭に蝙蝠の羽を生やした赤毛の少女が薬を持ってきた。
小悪魔「パチュリー様、あんまり無理しちゃ駄目ですよ?」
薬を一気に飲み干すと、再び平静さを取り戻した。
パチュリー「ええと……。何処まで話したっけ? ……まあいいわ。これが冷静になっていられるものですかっ! さあ、ハッキリしてもらうわよ。貴方は魔理沙の何なの!?」
魔理沙「下僕だぜ」
やんややんや騒いでいるうちに図書館に魔理沙が侵入していた。箒に跨りこの奇妙な取っ組み合いを見物している。
パチュリー「げっ、下僕……!」
※以下、パチュリービジョン
まりさ「ほーら四つん這いになれ。うりうり、キノコをほっぺにグリグリ……」
あなた「やめ……やめてくれっ! まりさ……」
まりさ「あれれー、違うなぁ? まりさ『様』だろーぅ?」
あなた「やめて下さい……、まりさ……様」
まりさ「ダメだダメだ。下僕が口答えしちゃいけないんだぞ?」
※パチュリービジョン、おわり
貴方「どんな想像だよっ!?」
あまりにヨコシマで巨大な妄想は、こちらからもある程度読みとれる程であった。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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