パチュリー「そんな……。もうそんな所まで進展していただなんて……」

相当思い込みの激しい子のようだ。

パチュリー「わかったわ……。魔理沙、私も下僕になるっ! あなたの性癖も全部受け入れるから私をお嫁にしなさいっ!」

喘息持ちの体とは思えないほどに勢いよく飛びあがり、魔理沙にアタック(恋のアタック的な意味で)してきた。

魔理沙「ちょ、話が読めないぜ? 暑苦しい、離れろパチュリー!」

ジタバタと振り払おうとするが、意地でも離すまいとしがみついている。俺ほったらかし。

貴方「アリスー、聞こえるかー? とりあえず縄を……」

アリス「上海、縄を切ってあげて」

上海人形が手にする剣で縄が切られる。だが、魔理沙に食いつく紫もやしに気付かれてしまった。

パチュリー「逃がさないわ……。私はアリスと違って生まれた時から魔女。生粋の魔女は執念深いのよ……」

ひとりでに、パラパラパラと魔道書が一気にめくられる。

パチュリー「火符『アグニシャイン』 」

アリス「上海達、盾を構えて!」

盾を装備した上海人形の後ろに逃げ込むように転がり込み、炎を回避する。

アリス「蓬莱人形、援護射撃。大江戸人形は突撃っ!」

あっという間に人形達の布陣が出来上がり、今度は反撃に出る。突撃していった人形は一定距離進むと爆発を起こした。火薬入りなのだろう。

鮮やかな人形さばきに俺は見とれていた。

アリス「白蓮さんも来ているの。別のルートで○○を探しているらしいから、もしかしたら貴方の銀色の鳥を見つけているかも。私は大丈夫だから、今のうちにここを脱出して白蓮さんとうまく落ち合って!」

貴方「わかった。アリス、色々と……ありがとう」

深々とお辞儀をし、転がっていたネメシス人形を拾い上げると、この優しい魔法使いの元を離れる。

ここまで世話を焼いてくれたんだ。
それに彼女と会うのはこれが最後になるかもしれないし、お礼をしっかりするのは当然だろう。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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