宴会の喧噪から少し離れた場所、白蓮は一人たたずんでいた。彼女の肩をたたき呼びかける。

白蓮「ふぇ……? ああ、○○さんでしたか。ちょっと調子に乗って呑み過ぎちゃって……休憩中よ。○○さんは気にせずに楽しんでいらっしゃいな。貴方の為の宴会なのですから」

なるほど、一理ある。主役不在では折角の催し物も意味をなさなくなる。でも、これを言わないと。

貴方「聖、ありがとう。そして、これからもよろしく。そしていつか俺は聖さんを……」

遠くの音だった喧騒が突然背後すぐ後ろに迫る。

魔理沙「○○ー! 今からリベンジするのかー。どっからでもかかって来いなんだぜー」

アリス「○○が困っているでしょう。やめなさい!」

泥酔した魔理沙があちこちで絡み回っているらしい。

魔理沙「マスパ最高ー!」

次の瞬間何か口走ったかと思うとバタンと倒れてスースーと寝息を立て始めた。

パチュリー「アリスが魔理沙の寝込みを……」

パチュリーもいた。酔っているのかどうかは顔を見ても分からないが言動がいつになくおかしい。あれ、元々だっけ?

アリス「襲おうとしているわけないでしょう? アンタも運ぶの手伝って」

パチュリー「今魔理沙のやわ肌に触った……///」

アリス「ああもうっ! いちいち喧しいっ!」

喧騒の中心が二人の魔法使いによって運ばれていく。

白蓮「随分とはっちゃけているようですね。やっぱり楽しそう……。○○さん、宴会はまだ始まったばかりですよ。これを機にいっぱい仲良くなっていきましょう!」

俺は白蓮に手を惹かれながら、再びカオスじみた宴会会場へと足を踏み込んでいった……。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

お気に入り登録登録済み一覧

セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら