目を覚ますと俺は布団の中にいた。どうやらマヨヒガで酔い潰れた後ずっとここで寝ていたらしい。
橙によると大破したアールバイパーはスキマによって命蓮寺に送り届けられ、他の宴会に参加した人は既に白蓮を除き帰ってしまったという。
橙「あまり待たせたら悪いよ?」
おっしゃる通りで……。俺は急ぎ橙に礼を言うと、外に飛び出していった。
白蓮「凄く楽しそうにしていたからね……。でもちょっと飲みすぎですよ?」
すまなそうに頭をかく俺。
白蓮「さあ、皆が○○さんを待っていますよ。行きましょう、貴方の帰るべき場所『命蓮寺』へ!」
生身では飛べない俺は白蓮におぶられる形で空を飛ぶことになる。
ぶっちゃけ生身の空はちょっと怖いが、早々経験できるものでもないだろう。本来弾幕ごっこを行う少女たちはこの感覚に慣れ親しんでいるのだ。
さあ、短い空中散歩も終わりの時が近付いている。命蓮寺が見えてきた。
まだまだ俺とて幻想郷に慣れきったわけではない。これからも困惑する事はあるだろうし、でもその1つ1つが俺を大きくする、充実した日々となることは約束されている。
だって、俺は一人じゃない。俺みたいな見ず知らずの外来人にも分け隔てなく接してくれる、芯は強いけれど可愛らしい一面もある素敵な住職が傍にいるのだから!
銀翼と妖怪寺 END
しかし、貴方の幻想郷ライフはまだまだ続く……
あとがき
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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