直後、回転した藍が凄い勢いで突っ込んできた。
すれ違うように高度を少し落として藍の突進を回避、更にこの時にレーザーからダブル系兵装のショットガンへ換装。相変わらずスキマの上に腰かけてる紫に限界まで近寄るとショットガンを浴びせてやった。

紫「っ!?」

流石に面食らっているようだ。これだけのショットを一度に浴びせたのだ。レミリアはこの一撃で倒すことが出来た。だが、相手はあの紫。念のためもう1発ブチ込もうとしたが……。

紫は腰かけていたスキマに潜り込むと、スキマを閉じてしまった。直後、背後から藍の突進を受け、アールバイパーは大きくバランスを崩した。

貴方「ネメシス、支えてくれ!」

必死に追いかけるネメシスに落ちないように支えて貰う。くっ、今ので魔力切れを起こしたようだ。ネメシスのオレンジ色のオーラが消えてしまった。

貴方「戻れ!」

呼びかけに応え、ネメシスは再びアールバイパーに格納される。
オプションを使役できるのはネメシス人形に蓄えられた魔力が残っている間だけだ。魔力を失い楕円のオーラが消えたら、アールバイパーに格納して魔力がチャージされるのを待たなくてはならない。

もちろんそんな事情を紫が知る由もないだろうし、藍は回転しつつも弾幕を張りながらこちらに迫ってくる。

当然のことながら紫の使役する藍の方が主の攻撃を援護する存在として良く出来ている。それは俺も認めなくてはならない。
ようやく短い時間の間だけ、自分の後を追って援護射撃する程度のネメシスと、半永久的に縦横無尽に動き回りながら弾幕を展開する藍とでは雲泥の差があるのだ。

紫「人間ごときが式を使うとはね。やはりお前を生かすわけにはいかない。急激に力をつけ過ぎよ。いずれ幻想郷のガンとなる」

はるか上空にスキマを開き、紫がこちらを見下していた。だが、スキマに腰かけたりはしていない。ネメシスを使役したことで、遊びで勝負することを止めたと見える。

どうにかバランスを取り戻すことは出来た。今度は急上昇し、もう一度攻撃を仕掛ける。

貴方「爆撃『スモールスプレッド』!」




名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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