まだ……だ。俺のバイパーはまだ死んじゃいない。ちょっと翼を折られただ……け……

白蓮「もうやめて! 貴女が恐れているのはこっちのアールバイパーでしょう? この人の命まで取る必要はないはずです!」

俺と紫を阻むように白蓮が立ちふさがる。絞めつけていた手から解放され、再びコクピットにドスンと落ちる。自らの身を襲った衝撃よりも首絞めから解放された安堵の方が勝っていた。

紫「あら、妖怪が人間を襲って何が悪いのです? 至極当然の行動。貴女になら分かるでしょう? それに勝者が敗者を好きなようにする。この人だって私に勝てばこの幻想郷に住まうつもりだったのよ。でもこの人は負けた。この理に何か問題でも?」

反論しようとする白蓮であったが、藍と橙に取り押さえられ、引き離されてしまう。ひっきりなしに俺の名を叫ぶ声だけが鼓膜の中でこだました。

紫「さて……と。ちょっと邪魔が入ったけれど、貴方はもう腹をくくっているのでしょう? 幻想郷を超技術をもって崩壊させようとした罪、その身をもって償うがいいわ。さあ、男らしく覚悟なさい……」

再び喉元を掴まれる。またギリギリと絞めあげてくるのだろう。

紫「さあ、多くの人妖の前でその醜態をさらしながらその命の花を散らすがいいわ!」




名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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