(紫が外の世界に向かった直後の博麗神社……)
今もまばらに兵器が出てくるものの、私にとっては所詮は烏合の衆。まるで統制もとれていないし、また手駒が無くなった隙に封印してしまえばいいだけのこと。
とはいえ、今は司令官がいる。無秩序な力を制御しようとする邪仙がそこにいるのだ。
私はそんなことを片手間に考えながら機械的に針や陰陽玉を飛ばして異世界の兵器を次々と屠っていく。青娥といえどキョンシー以外の指揮には慣れていないらしく、若干攻撃の指向性に精度が増したくらいでありそれほど脅威が増えたようには感じられなかった。
だけど紫はどうやら外の世界に行ってしまったようだ。確かに他の兵器は私でも破壊できるが、その総大将である黄金の八面体には傷一つつかないのだ。
青娥「あらまあ、全滅ですわね。それじゃ、わたくしもこの『素敵な石』を色々調査したいので、この辺でばいばーい♪」
優雅に手を振って地中に潜り始めた。逃がしてしまったわ……。
確かに八面体を破壊しないことにはこんなことを延々と続けることになる。私がいればそいつらは脅威ではないけれど、もしも私一人で対処できないような物量で攻め込まれたらたまったものではないだろう。
霊夢「悔しいけど、後は紫頼りってことね。それでも青娥はとっ捕まえないと腹の虫がおさまらないわ」
空は飛べても地中は潜れない。どうにか奴を探し出さないと。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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