同時にわたくしからここ幻想郷についての説明もすることにしました。今も表情を変えずにそれでも耳を傾けてくれているようです。
ロンゲーナー大佐「ふむ、長らく時代の潮流が絶え淀み切った幻想の国『幻想郷』と。で、せっかく大いなる力を手にしたのだから、これを用いて幻想郷を進化させ、新たな潮流を引き起こす……」
彼は大きくうなずくと突然わたくしの手を握ってきました。
ロンゲーナー大佐「腹立たしくも優秀な小娘である。ふむ、『霍青娥』というのか、気に入ったぞ! 私の考える理想の世界そのものを目指しているではないか。ならば私も協力は惜しまない」
握手のつもりだったのでしょう。呆気に取られてたわたくしもその大きな手を握り返しました。そうしていると「産土ノ神黄輝ノ塊」が激しく回転し飛翔し始めました。
ロンゲーナー大佐「恐らくは外の世界に戦力を補充しに行ったのだろう。私も外界に赴きハタラキバチ達に護衛をさせる。我が同志、青娥は我らの野望を成就させるための拠点を用意するがよい」
こうして、わたくし達の幻想郷を進化させる素敵な計画が始動したのです。
青娥「よろしくお願いしますわ、ゴットヴィーン♪」
銀翼と妖怪寺ZERO 後編に続く……
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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