以後の偵察は藍と橙に任せることにした。決闘が楽しみだから、その日までに外来人……「○○」というらしい……を殺さないようにと命じながら。
私は私でやることがある。自分で大穴開けた命蓮寺の天井を修復している河童を捕まえて銀翼「アールバイパー」について色々と聞きだしたのだ。
紫「河城にとり、貴女があの銀翼を拾って修理したのね?」
にとり「ややや、敵情視察ってやつかい? 悪いけどこっちもエンジニアとしての誇りがある。機械に細工をして不利になるようにしろなんて申し出はお断りだ」
そうではない。私はあの銀翼「アールバイパー」について色々と調べ上げていたのだ。そしてどうしても一つだけ封印させたい能力があったのでそれを頼み込むことにした。
紫「その銀翼はタイムマシンでもあるの。時空を跳躍する能力があるわ」
にとり「……らしいね。○○も『超時空戦闘機』だって言ってたし。だけどべらぼうにエネルギーを喰う。幻想郷の技術じゃここまでのエネルギーを頻繁に用意するのは無理だよ」
それでもだ。それでも時空跳躍能力は封印させないといけない。他にも私は条件を付けた。それは兵装の装備は音声入力式にすること。あの外来人の意思でのみ動かせるようにする。それこそが肝心要なのである。
さて、○○の覚悟がどれほどのものか、見せてもらうとしましょう。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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