恐れていたことが起きた。どうやら白蓮が裏で妖怪達にも救いの手を差し伸べていることがバレてしまったようなのだ。
札使いの男B「そこにいる河童と変な鳥が動かぬ証拠だ! 退治された筈が生きている。しかもあろうことか行動を共にしているではないか! この偽善者がっ!」
へ……変な鳥だと……。いやいや、それもそうだけど、それよりも聖をのことを偽善者だと言いのけたことに言いようのない怒りをあらわにする俺。
白蓮「違う……違うよ……」
心ない罵声を浴びせられてシクシク泣きだす聖。
もちろん言いようのない怒りに駆られたのは俺だけではない。かつて白蓮の手によって救われたであろうムラサや一輪も黙っていはいない。
ムラサ「お前なんかに聖の本意が分かるものか! 聖の慈愛はそんな薄っぺらなモノじゃないっ!」
でかいアンカーを手に突っかかろうとするムラサ。一輪も巨大な入道を呼び出し、臨戦態勢に入る。もちろん俺だって……
貴方「やっぱり……白蓮、これは罠だ! こいつらを片付けて早く脱出しよう!」
ターゲットサイトを覗く。先手必勝とばかりにトリガーを引こうとした……
にとり「待って○○!」
……が、にとりに止められた。俺もハッと我に返り、トリガーから手を離す。
にとり「気持ちは分かるけれど……君は手を出しちゃ駄目だ!」
貴方「歴史に……関わっていはいけないって言いたいのか?」
大体察しがつく。無闇に過去の人間を殺してしまいタイムパラドックスを起こしてしまうのは確かによろしくない。だからってこんなところ見せられたら……、そして俺だって何か手伝えると分かっているならば……!
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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