確かに格式高い軍勢。まともにやり合うのは危険だろう。だが、山の天気は変わりやすい。いつしか雲行きは怪しくなり、遠くで雷が鳴っているようである。
ぬえ「思いっきり囲まれているじゃない。コレどうするのよ!?」
貴方「レーザーだ。レーザーを空に撃つ。そして雷を呼び寄せよう!」
ぬえと追いかけっこをしていた時、雷を呼び寄せるからとレーザーを撃つのをにとりに止められていたことを思い出す。
にとり「なるほど! その手があったね。さあ、私達が注意をひいているから早くレーザーを!」
言われるまでもない。狭いコクピットに無理矢理二人を押し込むと、アールバイパーを傾け、ほぼ垂直に上昇。だがあまり上昇出来ない。ええい、まだ低いが……空中にレーザーを照射する。
その瞬間は一瞬だった。再び周囲を襲う閃光と爆音。落雷だ。急にエネルギーが供給されてアールバイパーがつんのめるように上空へ放り出される。あまりの衝撃に雷雲を吹き飛ばしてしまう。
今度は一筋の光が銀翼に、そして封印された白蓮に陽が射す。封印は絶望でなく未来に希望を託すためのものであることを表すように。
そして我らが超時空戦闘機の周囲の空間がねじ曲がっていく。いよいよこの1000年前の世界ともお別れの時が来るようだ。
急加速する感覚に頭がふらつく。間もなくアールバイパーはこの時空から姿を消した……。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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