歪んだ空間をアールバイパーはただ突き進む。

ぬえ「それにしても狭いわね……」

貴方「定員オーバーなんだよ」

にとり「まあまあ……。でも私達がいくら頑張ったところで歴史ってのはそう簡単に変わるものじゃないみたいだね。だって聖白蓮は結局人間の手によって封印されたろう?」

そういえばそうだ。妖怪に手を貸していることが人間(チンピラ退魔師ども)にバレて罠にはめられるも、俺達の介入によってそれは阻止。ところが、その後にやって来た帝の軍勢から逃げる為に人間(俺)に封印を頼んだ。

若干のいきさつの違いはあれど、結果は同じなのである。

にとり「でも油断できないよ? 結果は同じでも散々大暴れしたからね。どこかで歴史にひずみが生じているかも……。みんな、体におかしいところとかない?」

自分の身にはそのような兆候は見られない。実際に歴史がどうなったのかなどは元の時代に戻らないと分かりっこない。

俺がそう締めくくると、二人とも黙りこんでしまった。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

お気に入り登録登録済み一覧

セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら