貴方「!?」

格納庫で眠るアールバイパーは何故か銀翼ではなくて、ピンク色をしていた。ペンキで誰かが色を塗ったに違いない。

にとり「ぬえの奴、○○のアールバイパーにまでイタズラしてたのね……」

貴方「よし、妖怪退治だ! ギタギタにしてやる!」

銀翼にイタズラされたことに腹が立ち、今度は俺がにとりを引っ張るような形になる。

あっという間に大空へ舞い、この銀翼を汚した犯人を追いかける。

貴方「これじゃあ銀翼って名乗れないだろ! すぐにとっ捕まえてペンキを落としてもらうぞ!」

激昂する俺を更に煽るようにぬえはアッカンベーをすると更に高いところへと逃げる。それを追いかける俺とにとり。ターゲットサイトにあの失礼極まりないイタズラ妖怪を捉えた。

貴方「レーザー発……」

にとり「ちょ、レーザーは駄目!」

悪天候であり遠くで雷も鳴っているので、その雷を誘導しかねないレーザーは駄目だという。

仕方なくショットガンへ換装すると、更にぬえを追いかける。命蓮寺は随分と小さく見えていた。アールバイパーは最高速度で飛ばせば魔理沙並みの速度を出せる。ぬえを追いつめるのは大して難しいことではなかった。

貴方「さあ、もう逃げられないぞ。お仕置きの時間だ!」

にとりと協力し、挟み撃ちにする。小声で「ヤバっ……」と口走るぬえ。

その時だった。俺を、俺の周囲を凄まじい光が襲ったのだ。まるで全身に電流がほとばしるような感覚に俺は思わず悲鳴を上げる。いや、遅れて耳に鳴り響く音。それは落雷の轟音であった。

貴方「うわあああっ!!」

どうやらアールバイパーに雷が落ちたらしい。周囲の景色が歪む。当然他の二人とて無事な筈はない。二人の甲高い悲鳴も聞こえる。

それよりも景色の歪みがおかしい。そしてバイパーが凄まじい速度で動いている感覚を覚えた。
これは……墜落しているんじゃ……!?

あまりの衝撃に俺は意識を失った……



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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