どんなに吹かしても再びバーニアから青白い炎が出ることはなかった。
そうなるとアールバイパーの行く末は一つ。このまま重力に従い墜落するまでだ。
落ちる先は炎の海。落下や熱に耐えられたところで、退魔師どもが群がっている。これは……死んだな。
やはりただの人間が歴史を変えようだなんて大それた考え持つべきではなかったのだろう……。
にとり「これをまたお釈迦にされたら流石の私ももうお手上げなんだ」
アールバイパーを最後に修理してもらった時の、にとりの警告が頭の中でこだまする。そんなことも言われていたな……。
そう、この時代にいる限り、壊れたアールバイパーをもはや修理する術はない。それはつまり現代への帰還すらかなわないことを意味した。
これはいよいよ覚悟を決めなくてはならないようだ……
→
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
お気に入り登録
/
登録済み一覧
セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら