起きな、○○。よしよし、いい子だ。
ああ、一応自己紹介するか。あたいは「小野塚小町」、死神さ。探偵じゃないぞ。
どうしてお前があたいの前にいるのか、考えなくても分かるよな。そう、お前は死んだんだ。いるべき時代よりもずっと前の時代で、「表向きは人間の味方でも裏で妖怪と内通していた魔法使い」を庇った「変な鳥の妖怪」としてね。
実はね、あたいも見ていたよ。あんな状況であのいけ好かない退魔師どもに喧嘩売ろうだなんてなかなか見られない根性だ。このまま四季様のところに連れていくのが勿体ないくらいだよ。
…………
……行くんだろ? もう一度聖白蓮を助けに。どうせこのまま裁判所に行っても、四季様が歴史を変えようとしたお前さんを許す筈がない。『黒』って言われて地獄に落とされ、暫く善行とやらを重ねる羽目になるのがオチだ。
あたいだってあんな終わり方、認めたくないしね。お前さんだってそうだろう?
幸いお前さんが戻るべき肉体は残っている。
それじゃあ「回れ左」しな。ん? 「回れ右」じゃないのかだって? 同僚の死神がなんだか「ぶらうざばっく」がどうのこうってぼやいていたし、多分それが関係しているんじゃないかな? ○○に心当たりはあるかい?
まあいいや、それで後ろ向いて真っすぐに進むんだ。いいかい、絶対に振りむいちゃ駄目だぞ?
あ、念のため足音立てないようにね? 死者の霊をこんなことして逃がしたなんてバレたら四季様に大目玉なんだ。
確かにあたいは怒鳴られ慣れているけれど、やっぱり怒られるのは気分よくないからね。さあ、今度はちゃんとグッドなエンディングを迎えてくれよ?
そうそう、今度窮地に陥っても決してあきらめないことだ。何かお前さんの助けになるもの、あるはずだからな。忘れているんじゃないかな?
そういう命に関わるような大事なものは窮地に陥った時にパッと思い出すものだ。そいつをポチっとクリックしてみるのも悪くないんじゃないかな?
やっぱりわからないよ。もっとヒントを頂戴こまっちゃん!
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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