真っ赤な袴に袖は黄色。華奢な上半身を包む着物は緑色と随分とカラフルな少女である。
こんな人命蓮寺にいたっけ……? 参拝客がこんな場所まで来るとも考えられないし。
???「あら、貴方もここの妖怪さん?」
背の低い少女は俺の目の前にちょこんと立ち、こちらの表情をうかがっているようだ。取材の人……? どこぞの風神少女な天狗のように乱暴な人には見えないが……。
貴方「よく間違われますが妖怪じゃないです。俺は人間の○○です。訳あってこの命蓮寺で寝泊まりしています」
軽く自己紹介すると心底驚いたのか、両目を見開いてこちらをマジマジと見つめる。言葉は何も発していなかったがかなり驚愕している事は誰が見ても明白だろう。
???「よくもまあ……。こんな危険な場所で寝泊まりしてまだ生きていただなんて……。それに……えっ、○○? ○○ってあの紫さんと弾幕勝負した外来人の?」
慌てる彼女のことなど気にせずに俺は「そうだ」と頷く。すると彼女は自らを「稗田阿求」と名乗り、もっと詳しく聞かせてくれと申し出てきた。しかし見知らぬ人の取材で一度酷い目に遭っている(銀翼と妖怪寺Vより)俺は快く返事できない。
阿求「聖さんや一輪さんも応じてくれました。幻想郷の為でもあるんです。是非とも」
結局拒否権などなかったようで阿求は俺の腕を掴むとそこらの部屋に入り込んでしまった。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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