R-11B(ピースメーカー)A「ご協力感謝します!(敬礼っ!)」

私が目を覚ました頃には暴走する妖怪どもは全員御用となっていた。うう、あまりの衝撃で気を失っていたらしい。
目覚めたばかりで焦点が合わないが、森辻と呼ばれた暴走族のリーダーが恨めしそうにこちらを睨みつけているような気がする。

目立ちたがりなのか、弾幕以外でも美しさを見せつけようとしているのか、アールバイパーの挙動は一々大ぶりであり、とても私が意識を保てるような状況ではなかった。

聞くと弾幕の美しさでは幻想郷の少女達に一歩劣るので、自らの派手な挙動と流れるような連撃で彩りを与えているとのこと。外で見る分には分かるかもしれないが、私にそれを見ることは出来なかった。

戦っている様子を私が見られなかったことを知って、○○は凄く残念そうにしていた。

本来なら戦闘中の事も書くべきであろうが、ここに私が初めて妖怪に乗って飛行したことについて書きとめる。……できればもう体験したくない。

このような「超時空戦闘機」と呼ばれる凶暴な妖怪に乗ってまで弾幕ごっこを嗜む○○。そこまでして弾幕をやりたいのか、何か並々ならぬ執念を感じる私なのであった。

その執念に畏怖の念を抱きつつ、私は筆を置いた。



あとがき

名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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