青髪の少女が水槽に顔を沈めている。こんな所で泳ぎの練習……?

衣玖「いえ、総領娘様ったら『手を使わずに果物をキャッチするわ』とかいってさっきからチャレンジしているんですが……」

天子「モモガモガモガ……」

苦戦しているようだ。水槽の中のフルーツは桃であった。これではせっかく口で掴んでも力加減を間違えると潰してしまう。つーかハロウィンで手を使わないで水中の果物を取るって遊びは確かにあるけれど、それは桃じゃなくてリンゴなのだが……

天子「ふぉれたー(取れたー)!」

貴方「いや、桃じゃなくてリンゴだからね」

失意のあまり桃が口から零れ落ちたのは言うまでもない。

天子「衣玖っ! どうして間違えているって教えてくれなかったのさ! 人間相手に大恥かいたじゃないの!///」

ポカポカと付き添いを叩く天人。

衣玖「いえ、総領娘様があまりに躍起になるものですから途中で水を差すって空気じゃなかってもので……」

天子「変な所で空気読むなー!!」


なんかお菓子どころでは無くなったので俺は先を急ぐことにした。


さて、先を急ごう

名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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