貴方「よし、これも括り付けて……」

笹の葉はかなり高くなっており、(アールバイパーがないと)飛べない俺は主に低い場所に短冊を取りつけていく。その俺の上で自由に空を飛べる少女達が同じく短冊を取りつけている。

一輪「こっちは全部出来ましたよー!」

作業に集中しているうちに短冊の取り付けも終わったようだ。

星「○○さん、聖の短冊はそっちにつけたんですか?」

あれ? 俺は聖の短冊など見ていない。主催者なのでもちろん高い場所に括り付けているものだとばかり思っていたのだが……。

白蓮「あら、全部出来たようですね。それではお外に置いていきますね。あ、夜道は危ないんで皆は付いてきちゃ駄目ですよ?」

貴方「待って、白蓮の短冊は……?」

白蓮「それは……後で自分でやるので大丈夫です」

それだけ言い残すと大きな笹を持って白蓮は真っ暗な外へと飛び出していってしまった。一体何処に飾り付けるつもりだ……? それよりも……

ムラサ「あーあ。聖のお願い事はヒミツみたいだね」

ぬえ「何か皆に知られたくないものだったりして。ふふ、案外○○関連だったりして。貴方に聞かれて何か慌てていたみたいだし」

マミゾウ「まああまり詮索するでないぞ、ぬえ。聖だってワシらを束ねるリーダーである前に一人の少女なのじゃからな」

それでも気になる。一体聖は何をお願いしたのか、しばらくアレかコレかと意見が飛び交ったのは言うまでもない。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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