映姫「そこまでです! 今すぐ七夕ごっこを中止し、命蓮の魂を返してあげなさい!」

白蓮「え、映姫さんっ!? しまった!!」

不意に緑髪の少女が白蓮と命蓮の間に割って入ると、声を張り上げる。

映姫「七夕の伝説にあやかって反魂を試みるとは……死者への冒涜も甚だしいっ! 貴女の行動はとある人物からのタレコミで掴んでいたのですが、まさか新暦ではなくて旧暦の七夕を使うとは……。とにかくこの一連のごっこ遊びは『黒』、即刻中止です!」

閻魔が命蓮に詰め寄る。それを阻むのはぬえであった。

ぬえ「聖の年一回の楽しみなんだよ! 聖の大切な家族なんだよ? それを引き裂くというの!?」

両手と翼を大きく広げて威嚇する。閻魔様はふむと考え込むと、毅然とした態度で告げる。

映姫「その行為はイタズラでは済みませんよ? 閻魔の審判に口出しするとは……キツいお説教が必要ですね」

ぬえ「へんっ、かかってこい! 私はいつも聖に怒られてばかりだから、ちょっとやそっとの説教なんて屁でもないわ! 正座だって慣れているもんっ!」

一輪「それ自慢する事なのかしら……?」

変な対抗の方法であるが、白蓮を守りたいという気持ちに偽りはないのだろう。その覚悟を悟ったかのかは定かではないが、相変わらず語気を荒げずに続ける。

映姫「いいでしょう。今の貴女がどれだけ罪深いかその身をもって知らしめる必要があるようですね。そう、あなたは少し……」


???「『周りが見えていな過ぎる』ってか?」

名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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