バイドシステムα「俺たちバイドには可愛い彼女もいなければ、クリスマスプレゼントもなかったんだ。いい子にしてたのに。ひじりんのお手伝いだってやってたのに! うえ~ん!」
ノーザリー「バイドだけじゃない。風の噂ではバクテリアンやベルサー、ひいてはSTG世界の住民へのプレゼントが全然来なかったらしいんだ。俺、悲しくなっちゃって……ぐすぐす」
白蓮は思い返す。確かに今年届いたプレゼントをほぼ全て見てみたものの、みんな幻想郷の住民宛であったことを。
白蓮「た、確かに今年は……」
バラカス「だからさ、ひじりん。俺たちはサンタクロースに会って、問いただそうとしたんだ。『今年は俺たち悪い子だったの? 何がいけなかったの?』って。でね、俺らバイドで幻想郷中を飛び回ったんだ。赤と白の服に身をまとった素敵な人を探すために」
バイドシステムα「でもなかなか見つからなかった。ジギタリウスの奴なんか霊夢ちゃんをサンタクロースと勘違いしてプレゼントをせびったら逆にボコボコにされたりもした。でもそうやって根気よく探しているうちについに見つけたんだ。赤と白の服に身をまとったいかにも重たそうな白い袋を持った素敵な人、サンタさんを!」
どうやらそうやってサンタクロースを探しているうちにサンタクロースの格好をした青娥を見つけたらしい。
バラカス「俺達は勇気を出して声をかけたんだ。もしもいい子じゃないって判断されたら来年はどうすればいいのかって聞きたいってのもあったし。そしたらサンタさんはどうしたと思う? そそくさと逃げだしたんだよ!」
バイドがサンタコスの青娥を人里で追いかけ回していた。どうやらそれが今回の騒動の全貌らしい。そうしているうちに騒ぎが大きくなって、R戦闘機まで出動する羽目になったが、恐るべき執念を前にR戦闘機も撃墜されてしまったということだろう。
ノーザリー「だから仲間のバイドに連絡してサンタさんを追いかけ回したの。そしてたった今、遂に捕まえたんだ。なのに俺たちの疑問には全然答えてくれない」
青娥「だってそんなこと聞かれましてもわたくしにはサッパリ……」
ガウパー「おい、大変だ! プレゼントなのに箱に入っていないよ!」
青娥は何故か天を仰いで「あちゃー」と額に手を打つ。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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