その後も自分はバイパーで出撃中にメディスンの毒に侵されて体が女性のものに作りかえられてしまったことを告げ、俺こそがアールバイパーの乗り手である○○だと口にするも「まあ、毒のせいで記憶に齟齬が発生しているのね」と余計に病状を心配される始末。
白蓮のおっとり天然さんであるという性質がこんな所で仇になるとは……。彼女の中ではすっかりメディスンの毒は記憶障害を起こすものであると定義されてしまったようだ。
そこに自分が決めたことは曲げないという誠実さが加わるともはや手の施しようがない。もっとも彼女は尼僧であり医者ではないのだから、こう勘違いされるのは仕方ないことだ……。
本当の記憶が戻ってくるまではと「命(みこと)」という一時的な名前までつけられてしまった。
どうしてその名前なのかと白蓮に聞いてみたら、俺が毒にやられながらも命を失わなかったから、そして白蓮自らの弟の名前から一文字借りたとのことだそうだ。命蓮の「命」の部分か……。
記憶が曖昧ならば、それが戻るまではこの命蓮寺にいてもよいとも言われた。いや、元々ここに寝泊まりしていた身なのだが……。
俺がその案に乗っかると、白蓮により命蓮寺の住民の紹介をされて現在に至る。
星「困ったことがあれば何でも言って下さいね、命さん」
誰一人俺が○○であることには気が付いていない様子。
さて、これからどうしようか……。
下手に動いて毒の回りを速くしてしまい、道中で容体が悪化して動けなくなったら一大事だ。毒にやられていること自体は皆も知っているので、命蓮寺の皆さんの助けを待つか。
いやいや、待っているうちに手遅れになってしまうことも考えられる。毒にやられているのは確かなので、アールバイパーでひとっ飛びして永遠亭に向かい治療をして貰うか。
もちろん理不尽な理由でこちらを襲ったばかりか、ネメシス人形まで奪っていったあの鈴蘭妖怪に仕返しをしたい、せめて人形だけでも取り返したいというのもあるが、これは体が元に戻ってからでも遅くはないだろう。
ここは慎重に決めないといけないな。
⇒命蓮寺で待機する
⇒外出する
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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