意識が急に覚醒する。悲鳴……それも白蓮のもの……が俺の鼓膜を響かせるのだから。

敵襲か、地震か、はたまた火事か!?

貴方「白蓮ッ!!」

最愛の人の安否を確認すべく声を張り上げる……が、違和感。異様に野太い。風邪でも引いたか?

……違う違う。これは男の声。声が……戻っている。ということは……

白蓮「○○さんが私の寝込みを……」

あああっ! そう言えば女体化が解除されずに意気消沈していた俺を気遣って白蓮は添い寝してくれていたんだった。でも朝這いされていると勘違いしているということは……

ペタペタと自らの体を撫で回す。今までよりもがっしりした体格。妙にしっくりくるこの体は紛れもなく俺自身の本来のもの。

貴方「戻った。……体が元に戻ったぞ……」

白蓮「○○さんのケダモノー!」

ごべらっ!? 丸めた巻物のようなもので脳天を思い切り殴られて、俺はケダモノ呼ばわりされながら再び意識が飛んでいってしまった。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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