(数分後……)

白蓮「ご、ごめんなさい……。つい動揺しちゃって……。○○さんの本当の姿が戻ったのですね」

目が覚めたら男の人がいて寝ぼけながらパニックに陥っていたらしい。さて、久しぶりに男の姿で迎える命蓮寺の朝だ。たまには白蓮の料理でも手伝うかな……。

(少女たち朝食中……)

ナズ「○○、元に戻れたんだな。やっぱりそっちの姿の方がしっくりくるよ」

ぬえ「私は知っている。女の子になった○○が私よりも大きなものを持っていたことを……」

この一件で命=○○という事実は命蓮寺中に広まり全てが片付いた今は笑い話となっている。

ムラサ「でも元に戻れて正解ですよ。その渋い声がなければアールバイパーが動かせないんですからね」

褒めても何も出ないぞ。ともかく女体化による声の変化で危うく音声認識機能を多く持ったアールバイパーを扱うことを諦める羽目になるところだったのだから、元に戻って心底良かったとは思う。

毒が抜けてから遅れて元に戻るとは……。何処までもはた迷惑な毒であった。でももう鈴蘭に苦しめられるようなことはない。全てが片付いたのだから。

白蓮「全て……ではないでしょう? まだ最後の一仕事が残っていますよ」

白蓮に指摘されて後頭部をかいて誤魔化す。そうでした……すっかり忘れるところだった。俺は照れ隠しの為に茶碗で顔を隠しつつ一気にご飯を口の中にかき込んだ。

(少女達食事完了)

白蓮「さあ、私も手伝いますから行きましょう」

スコップやら日よけのサンバイザーやらを手に俺と白蓮は寺の門前にいる。そう、俺が焼き払ってしまった鈴蘭畑を元に戻すべくメディスンの畑まで足を運ぶことになったのだ。

新たな花が咲くように準備することで本当の意味でのわだかまりがなくなるのだ。

さて、土いじりなどろくに経験していなくて心配だが、やるからにはしっかりと仕事をこなしたい。

貴方「今度は他のものを傷つけないように遂行したいものだね」

この一連の事件は他の仕事によって犠牲になった鈴蘭が全てのきっかけだったのだから。

さあ、そんな事にならないように、気をつけて壊れた畑と関係を修復していこう!
いい具合に晴れた空は作業にうってつけだ。


星達に見送られ俺達は命蓮寺を後にした……。


X.Y.パニック! ENDING X

あとがき

名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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